イマジン 文房具カフェ 代表 奥泉 徹

 

 

ジョン・レノンが1971年にリリースした名曲、「イマジン」。

 

この曲は、「Imagine there’s no Heaven」という歌詞ではじまります。

 

優しいジョンの歌声や繊細なピアノの伴奏もあってか、こんな和訳がされていることが多いですね。

 

「想像してごらん 天国なんて無いんだと」

 

 

この歌詞、二人目の妻であるオノ・ヨーコさんの詩集「グレープフルーツ」から拝借したと、後にジョンは語っています。

 

詩集「グレープフルーツ」の中にある詩「ツナフィッシュ・ピース・サンドウィッチ」に、「想像しなさい、千の太陽が一辺に昇る所を・・・」という部分があり、このフレーズをジョンはとても気に入っていたそうです。

 

だとすると、「イマジン」の歌い出しは、こんな風に和訳した方がいいかもしれませんね。

 

「想像しなさい 天国なんて無いんだと」

 

 

あるいは、

「天国の無い世界を、想像しなさい」。

 

 

こうすると、ぐっと緊張感が増しますね。

 

 

さらに、これは言葉遊びに近くなってしまいますが、こんな風に和訳したらどうでしょう。

 

 

「創造しなさい 天国のない世界を」

 

 

「創造しなさい 国のない世界を」

 

 

「創造しなさい みんなが平和に生きている世界を」

 

 

想像から創造へ。

 

 

イマジン。

 

想像力。

 

創造力。

 

もっともっと世界中で増やして行きたいですね。

 

 

PS:文房具カフェのブレンド珈琲は、かつて、ジョンとヨーコが、通いつめたという、銀座パウリスタさんの当時の豆を取り寄せているんです。だから・・・それにちなんで「イマジン」。

 

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