イマジン 文房具カフェ 代表 奥泉 徹

 

 

ジョン・レノンが1971年にリリースした名曲、「イマジン」。

 

この曲は、「Imagine there’s no Heaven」という歌詞ではじまります。

 

優しいジョンの歌声や繊細なピアノの伴奏もあってか、こんな和訳がされていることが多いですね。

 

「想像してごらん 天国なんて無いんだと」

 

 

この歌詞、二人目の妻であるオノ・ヨーコさんの詩集「グレープフルーツ」から拝借したと、後にジョンは語っています。

 

詩集「グレープフルーツ」の中にある詩「ツナフィッシュ・ピース・サンドウィッチ」に、「想像しなさい、千の太陽が一辺に昇る所を・・・」という部分があり、このフレーズをジョンはとても気に入っていたそうです。

 

だとすると、「イマジン」の歌い出しは、こんな風に和訳した方がいいかもしれませんね。

 

「想像しなさい 天国なんて無いんだと」

 

 

あるいは、

「天国の無い世界を、想像しなさい」。

 

 

こうすると、ぐっと緊張感が増しますね。

 

 

さらに、これは言葉遊びに近くなってしまいますが、こんな風に和訳したらどうでしょう。

 

 

「創造しなさい 天国のない世界を」

 

 

「創造しなさい 国のない世界を」

 

 

「創造しなさい みんなが平和に生きている世界を」

 

 

想像から創造へ。

 

 

イマジン。

 

想像力。

 

創造力。

 

もっともっと世界中で増やして行きたいですね。

 

 

PS:文房具カフェのブレンド珈琲は、かつて、ジョンとヨーコが、通いつめたという、銀座パウリスタさんの当時の豆を取り寄せているんです。だから・・・それにちなんで「イマジン」。

 

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「文房具ブームって何だろう?」 ( 第3回/全3回) 文房具カフェ 代表 奥泉 徹

 

〜第3回〜 「成熟」

 

 

ここ数年、日本の文房具業界・市場において、注目すべき点が2つあります。

 

一つは、成熟産業であり、革新的な新製品が生まれにくい業界でありながら、惜しみなく研究開発費や開発の人材を投じた、大手老舗メーカーの成功です。

 

日本の全産業の売上高対研究開発費比率が、3%程度と言われている中、三菱鉛筆は、2008年から毎年、5%〜6%もの研究開発費を投じおり、従業員約2,800人のうち約200人が研究開発要員です。

 

さらに着目すべきは、その研究開発費の大部分(約99%)を従来からの基幹事業である、「筆記具事業」に集中的に投じていることです。これにより、三菱鉛筆は、圧倒的な書き心地の良さを実現した「ジェットストリーム」、シャープペンの本質的な課題に果敢に挑戦した「クルトガ」などを生み出し、世界規模でヒットを飛ばし、大成功を収めました。

 

三菱鉛筆の2011年12月期の連結経常利益は、海外調達比率を増やしていたこともあり、円高の好影響で65億円、2期連続で最高益を更新しました。

 

 

日本の文房具メーカーは、100円から500円くらいの中価格帯の筆記具製造に強いと言われています。

 

前述した通り、会社からの支給品が減り、個人が自らのお金で買うならば、もっと良いものをと活発化した筆記具の需要は、まさにこの価格ラインのものでありました。

 

こういった背景が、国内の文房具の個人需要を迅速に捉えたのです。

 

 

そして、もう一つの注目すべき点が、小規模な新鋭文房具メーカーの活躍です。

 

業歴が10年以下の比較的新しい文房具メーカーが、ここ数年次々に誕生し、文房具を新たな視点で捉えた、デザイン性の高い製品を世に送り出し、人気を集めています。

 

新鋭のデザイナーを次々に起用し、注目を集めている「アッシュコンセプト」。和をモチーフに洗練されたデザインで人気の京都「裏具」。テキスタイルメーカー出身の池上幸志氏とステーショナリーメーカー出身のオオネダキヌエ氏がユニットで立ち上げた「ユルリク」。「ほんの少しだけど、みんなが見たことないと思うもの」をコンセプトに、アパレルメーカーから文房具業界に乗り込んだ「Quaint Design」。

 

このような小さなメーカーが次々誕生した背景には、前述したバブル景気の頃のように、何十万円もする高級ブランドのバッグを買い求めたり、海外旅行へ頻繁に出かけたりするといったライフスタイル自体に、「憧れない」若者の増加という変化があると私は考えています。

 

身の丈に気持ちよく合った、爽やかな消費を志向する若者が増えているのと同じように、自分の感性や価値観を体現出来るような仕事を、丁寧にしながら生活をしていきたいと考える若者が増えているのではないでしょうか。

 

そんな若者達が、どこかほっとしながらもクリエイティブな雰囲気を持つ「文房具」に魅力を感じるのは、今の日本においてとても自然な成り行きなのかもしれません。

 

そして、結果として、大手メーカーと小規模メーカーのプロダクトが、それぞれの個性を発揮しながら共存している。

 

私は、ここに昨今の文房具ブームの大きな要因があると考えています。

 

多様なものが、あるときはアンバランスに、あるときは不思議な調和を持って、一つの世界の中に共存している。それが、今の文房具業界・市場だと思います。

 

それは、日本が闇雲な成長段階から、より文化的な生活を求める成熟期にあることを端的に表しているのではないでしょうか。

 

この文房具ブームが、成熟期にある日本の創造性を、少しでも刺激するものになればと、私は期待しています。

 

 

文房具カフェ 代表 奥泉 徹


「文房具ブームって何だろう?」 ( 第2回/全3回) 文房具カフェ 代表 奥泉 徹

 

 

〜第2回〜 「小さな贅沢」

 

 

企業が社内で使用するオフィス事務用品のコスト削減を行ったことで、会社からの支給品が減り、個人が自分で文房具を購入する機会が増えました。

 

そして、個人ユーザーは「どうせ自分のお金で買うのならば、もっとデザインの良いものを」、「多少高くても、おしゃれなものを」、「より機能的で使い勝手のよいものを」というように、個人のこだわりやアイデンティティを表現する、あるいは自分自身で再認識するアイテムとして、文房具を捉えるようになりました。

 

また、バブル景気の頃のように、何十万円もする高級ブランドのバッグを買い求めたり、海外旅行へ頻繁に出かけたりするといったライフスタイル自体に、「憧れない」若者の増加という変化も背景にあります。

 

このような消費者の意識・心理の変化は、日本だけでなく、多くの先進国でここ数年顕著に見られます。

 

 

50カ国以上、四万超のブランドデータを蓄積し、市場における消費者の意識、嗜好、価値観などについて分析しているBVA(ブランド・アセット・バリュエーター)の調査によれば、2005年から2009年にかけて、商品やサービスに消費者が求める価値は、劇的に変化しています。

 

例えば、一昔前に日本でも、もてはやされ期待された「富裕層向けの商品やサービス」は、BVAの調査では60%も評価を下げ、一方で「親切で思いやりがある商品やサービス」は391%も評価が増加したそうです。

 

 

2008年のリーマンショック以降、消費者、特に若者はライフスタイルを大きく変化させ、商品やサービスに対して新たな価値観を基軸に、お金を使うことを考えはじめたのです。

 

 

万年筆、ライター、宝飾品の世界的総合メーカーであるSTデュポンのCEO アラン・クルヴェ氏は、「スモールラグジュアリー(小さな贅沢)」を人々が求めはじめていると表現しました。

 

 

等身大、身の丈に気持ちよく合った、爽やかな消費とでも言えるかもしれません。

 

 

自らを「飾る」ために商品やサービスにお金を使うのではなく、自らを今よりもっと本質的に「良くする」、「賢くする」、「好きになる」ために、お金を使うようになったのではないか?と私は考えています。

 

そんな価値観や心理の変化があったとき、文房具が持つ価値や魅力が再認識されたのでしょう。

 

 

新しいスケジュール帳を買い求めたとき、「毎日をもっと充実させたい」、「もっと自分自身を好きになれるような、時間の使い方をしたい」と考えませんか?

 

 

そんな文房具が持つチカラが、自らを今よりもっと本質的に「良くしたい」、「賢くしたい」、「好きになりたい」という個人の心に働きかけて、文房具の個人需要を活発化させたのでは?と私は考えています。

 

 

 

続・・・(次回は、文房具メーカーの売上高対研究開発費の比率による業績の変化や、新興メーカーの躍進などを背景に、文房具ブームを考えてみたいと思います)

 

 


「文房具ブームって何だろう?」 ( 第1回/全3回) 文房具カフェ 代表 奥泉 徹

 

〜第1回〜 「斜陽産業」

 

 

文房具ブームだそうです。

 

 

コンビニエンスストアには、毎月のように文房具を特集したムック本や雑誌が並びます。

 

 

そのおかげで、文房具カフェもTV・ラジオ・雑誌など多くのメディアに取り上げて頂いています。

 

「わたし、文房具を愛しています。」と自認する、文房具カフェ オフィシャル会員も、700名を超え、この夏には1,000名に届く勢いです。

 

 

この文房具ブームの背景には、じつはとても面白い環境の変化、そして、人の心理の変化があります。

 

 

もともと、文房具業界は「儲からないけれど、そこそこ安定している」というのが業界の共通認識でした。

 

現在、国内のオフィス・事務用品市場においてトップの売上規模を誇る「コクヨ」の創業者である黒田 善太郎氏は、「面倒でやっかいで儲からないが、世のため人のためになる仕事」として自らの事業(帳面の表紙だけを作る会社だったそうです)を、「カスの商売」と呼んだそうです。

 

地味ではあるが、堅実。ゆえに、文房具業界は「不況に強い」と言われていました。

 

 

しかし、バブル景気崩壊後、ITの爆発的な拡大も重なり、文房具業界・市場は、一気に「斜陽産業」と見なされるようになりました。

 

ただし、「消耗品」としての最低限の市場は常に存在していただけに、文房具メーカーは、そこそこの業績を上げ続けることができました。

 

しかし、リーマンショック以降、長期的な景気低迷によって、国内におけるオフィス・事務用品の需要は、減少を続けています。

 

その大きな理由が、オフィス事務用品の法人需要の減少です。景気低迷の中、オフィス事務用品は、真っ先に企業のコスト削減の対象になりました。より、安いもの。とにかく安く。というのが、ここ数年における企業の文房具に対しての購買姿勢でありました。その代表格がコピー用紙。オフィス事務用品のカタログ通販を行う各社は、熾烈な値下げ合戦を行いました。「コピー用紙に関しては、利益度外視」という戦略に打って出たところもあります。

 

また、IT化、ペーパーレス化という変化も、代替品の脅威として、オフィス・事務用品の法人需要を減少させました。

 

このダブルパンチによって、国内の文房具メーカーは大きな不安にさらされることになります。

 

 

しかし、このような変化が思いもかけず、文房具の個人需要(パーソナル需要)を活発化させることになります。

続・・・


「空白を創り出す道具」 文房具カフェ 代表 奥泉 徹

 

 

「あっ、懐かしい!これ月光荘のスケッチブックよね?」

 

 

 

ご近所にお住まいだというご婦人は、「文房具カフェ」という看板に惹かれて、ふらっと当店に遊びに来てくれました。

 

数十年も前、美大に通っていた頃、銀座「月光荘」のスケッチブックを愛用していたそうです。

 

 

「今でも、月光荘さんは銀座にあるのかしら?」

 

「はい。もちろん今でも健在ですよ!」

 

 

ご婦人は、今度久しぶりにお店に行ってみるとおっしゃっていました。

 

「うん。こういうことがやりたかったんだ」と私は思いました。

 

 

 

文房具カフェは、文房具のメーカーではありません。また、たくさんの文房具を取り揃えてお客様にワンストップでお買い物楽しんで頂く小売店でもありません。

 

我々が文房具カフェという空間を通じてやりたいことは、メーカーでも小売店でもない立場で、文房具業界・市場全体を活性化することです。

 

先ほどご紹介したご婦人は、文房具カフェを通じて、懐かしい文房具と出会い、久しぶりにお店へ行ってみようと思って頂けました。

 

 

文房具カフェの物販スペースは、様々な小売店様やメーカー様からのご提案によって品揃えを行っています。

 

小売店様やメーカー様から見れば、出店のようなイメージ。

 

なので、様々な想いがそこにアンバランスなまま共存しているため、雑多なイメージを感じるかもしれません。

 

また、取り扱いの種類もかなり絞り込んでいます。

 

先ほどの月光荘さんスケッチブックでいえば、本当はもっと魅力的な種類の商品があるのですが、あえて絞り込んだ品揃えにしています。

 

 

我々が提供したい価値は、「文房具カフェを通じて、様々な小売店様へ、人が回遊していくこと」です。

 

お店や会社の規模を問わず、文房具の魅力を発信する場所へ人が赴き易くなるきっかけを創りたいと思っています。

 

 

また、我々は同時に「空白」をしっかりこの空間に残していきたいと思っています。

 

 

「あそこにあれがあったら面白い」とか、「あの空間にこんな文房具を並べたい」とか、創造力や想像力を刺激するような空白です。

 

そう、新しいノートやスケッチブックを開いたときに、何か書きたくなる、何か描きたくなる、文房具そのものが持つ力。そんな力を持つ空間に文房具カフェをしていきたいと思っています。

 

 

文房具業界・市場は、成熟産業です。

 

そんな、成熟しきった産業に必要なのは、「空白」なのかもしれません。

 

 

「空白」が、イノベーションのきっかけとなる・・・気がします。

 

 

スケッチブックの最初の1ページ目を、開いたときのわくわく感のような。

 

 

「文房具って何?」と問われたとき、私は、「空白を創り出す道具」と答えています。

 

 

 

そんな、「空白」を創り出す空間に、文房具カフェをして行きたいなぁと思います。

 

 

文房具カフェ 代表 奥泉 徹


「前へ、導く」文房具 文房具カフェ 代表 奥泉 徹

 

鉛筆が出来る以前は、この世界に鉛筆は無かったわけで。

 

当たり前の話ですけど、「鉛筆」のデッサンは鉛筆以外の筆記具で行われたわけです。

 

デザインするモノをデザインするという行為。

 

私が、文房具にとても創造的な匂いを感じる理由のひとつです。

 

 

「鉛筆」の元祖は、現在のように文字やイラストを書くためのものではなく、文字を真っ直ぐ書くための「罫線」をパピルスや羊皮紙に引くための道具でした。

 

 

そして、この道具をギリシャ人は分けて書くことを意味する「パラグラフォス」と呼び、ローマ人は「プロダクタル」と呼びました。

 

「パラグラフォス」は、段落を意味する「パラグラフ」の語源であるとされます。

 

「罫線」を引き、段落を形作る道具の名前が、段落そのものを意味するようになったというわけです。

 

 

 

 

 

 

一方で、古代ローマ人が呼んだ「プロダクタル」。

 

「プロ(pro)」はラテン語で「前へ」を意味するそうです。

 

そして、「ダクタル」は「ダクト(duct)」、「導く」を意味します。

 

すなわち、「プロダクタル」とは、「前へ、導く」ことを意味します。

 

罫線を引くことにより、文字や文章を「前へ、導く」。

 

だから、その道具を「プロダクタル」とローマ人は呼んだのでしょう。

 

 

そして、私はここでふと気になりました。

 

 

「プロダクタル」って、もしかしたら「プロダクト」の語源なんじゃないか?

 

 

日本の近代建築を世界レベルまで引き上げた父と言われる建築家 丹下健三氏の著書「一本の鉛筆から」というタイトルが示すように、この世界の近代的な多くの生産物=プロダクトは、「一本の鉛筆」(あるいは1本のペン)から誕生しています。

 

 

この世界に誕生する「プロダクト」をデザインする筆記具=「鉛筆」が、「プロダクト」自体の語源だったのかもしれない・・・、という仮説です。

 

(私は語学の専門家ではないのであくまでも仮説です。)

 

 

とはいえ、人間の思考や発想を「前へ、導く」文房具。

 

 

アイデアを頭脳から導き出す、「鉛筆」。

 

 

たまには、手にしてみるのもいいかもしれません。

 

木や黒鉛の、自然な良い香りもしますしね。

 

 

文房具カフェ 代表 奥泉 徹


「文房具」という言葉 文房具カフェ 代表 奥泉 徹

 

 

「文房具」という言葉が、私は好きです。

 

「文房具」という言葉の響きや漢字の並びには、

どこか創造性を刺激するような魅力を感じます。

 
「房」という漢字は、豊かに実った果実のイメージ。

 

あるいは、柔らかな女性や母のイメージ。

 

新しい何かが宿る、空間のイメージ。

 

 

あなたは「文房具」と聞いて、何をイメージするでしょうか?

 

小学生の頃に使っていた鉛筆でしょうか?それとも消しゴム?ハサミ?筆箱?

 

「文房具」の文房とは、書斎という意味で古くから中国で使われていたそうです。

文房(=書斎)は、明窓浄机と表現されるように、明るい光の差し込む窓があり、

ちり一つなく綺麗に整理整頓された机がある場所が理想とされました。

 

そこで人は本を読み、書画を嗜み、創造的な活動を続けました。

 

新しい芸術が生まれる画家のアトリエや、革新的なプロダクトが生まれるクリエイターの

工房にも似た場所だったのです。

 
さらに、書斎は個人にとっての閉鎖された場所というわけではなく、

人々が集まり、ときには茶や酒を飲み交わし、香を焚き、

議論を交わす場所でもあったそうです。

 

人が交じり合い、様々な文化が生まれた18世紀におけるフランスのカフェや、

文学サロンのような。

 

その文房(=書斎)に常備され、日常的に使われる道具が「文房具」と呼ばれました。

 

当初は主に筆記に使用する実用的な道具を「文房具」と呼びました。

そして実用品である「文房具」に良質良材を求めるうちに、

やがて鑑賞や収蔵する芸術品としての価値が見出されるようになります。

 

実用的な道具としての価値を超えて、「文房具」は所有者の志の高さや聡明さを象徴する

造形物としての価値を持つようになりました。

 

その究極が文房四宝と呼ばれるもので、筆、硯、墨、紙の四つが、文房(=書斎)で

最も重要なものであるとされました。

このように「文房具」を実用的な道具としてだけではなく、芸術品として愛玩する風習は、

中国では古く漢・魏の頃までさかのぼると言われています。

 

そんな経緯もあり、中国で「文房具」といえば、現在では芸術品や

骨董品としての硯や墨などを指すことが一般的だそうです。

 
一方、我々日本人がイメージするいわゆる一般的な筆記用具などの

「文房具」を売るお店は、中国では「文房具店」ではなく、「文具店」と呼ばれています。

 

すなわち、「文房具」という言葉を聞いて、子供の頃から身近にあった、

鉛筆や消しゴム、あるいはノートやスケッチブックなどをイメージするのは、

世界でも日本人だけなのです。

 
そういう意味でも、「文房具」という呼び名が持つ、日本独自の世界観を、

私は大切にしたいと考えています。

 

 
人は、良い「文房具」と出会うと、何かを書きたくなります。

 

何かを創造したくなります。

 
「文房具」と人との素敵な出会いをもっと増やせれば、

世界中の人々の創造力が0.1%でも増えるかもしれない。

 

 

そうしたら、今よりもっと笑顔が溢れる幸せな世界を、

創ることができるかもしれない。

 

 
そんな、人の創造力を豊かにするような道具を、

私は「文房具」と呼びたい。

 

 

 
文房具カフェ 代表 奥泉 徹